ウェブアプリケーションの開発を始めるんだったら今しかない

現在ではRuby on Railsをはじめ各種ウェブアプリケーションフレームワークもそろい、いろんなウェブAPIが公開されていてる。またウェブアプリケーションをつくるのに必要な情報がすべてとは言わないまでもウェブや書籍から効率よく集められる時代になっている。また実際に、こんなおもしろいものを自分でも作ってみたいと思わせるようなおもしろいウェブサービスがたくさん出てきている。そして自分でもがんばればそれができるような気がする。


ここからはシリコンバレーツアーのなかで聴いたことなんだけれども、昔はゲームがこのようなこと(自分でもおもしろいものが作れるだろうと感じるもの)に相当した。たとえばインベーダーゲームなどを自分でプログラムを組んで作ったりしていたとのことだった。その当時おもしろいと思われていたビデオゲームと同じくらいおもしろいゲームを自分で作ることができた。でも今は違う。おもしろいと思うゲームなんて人によってさまざまだけど、スマブラ(Nitendo64)やマザー3(ゲームボーイアドバンス)でさえも自分で作れる気はしない。現に僕は小さい頃ゲームをプレイすることはあっても作ろうとはしなかった。しかも今求められているのはもっと大がかりなゲームでしょ。もちろん今からでも一つずつステップをふんで勉強していけば作れるのかもしれないけど、1人ではまず無理だろうし、やっぱりできそうな気はあんまりしないし、積極的にやりたいとは思わない。


これと同じことがウェブアプリケーションの世界でも起こるんじゃないかというのがツアーであった話。さっき書いたように今のウェブアプリを見てこんなのを自分でも作れるんじゃないかと思う(勘違いかもしれないが)。そして何より「作ってみたい!」と思う。でもあと数年もしたらウェブアプリの世界がとんでもなく様変わりしていて、ほぼレベル0の個人が1から作り上げるにはとてもじゃないが無理だと思えるようなものばっかりなんじゃないか、と。サイトを見た瞬間にこんなの作れる気もまったくしない、というものばっかりになっている可能性もある。そうなったらまた他におもしろそうなものを探せばいいんだけど、せっかく今ウェブアプリの世界がおもしろそうなので、やるんだったら環境的にも今が最適の時だろうし、これを逃したら後悔するかもしれない。


さてと、何をつくろうかな。