スタンフォード大学の自然言語処理(NLP)の授業公開っぷりがとてつもない件

以前からMITのOCWを中心にアメリカの大学の授業のビデオや資料などが公開されているのは知っていたが、今日知ったスタンフォード大学の授業公開っぷりがものすごい。

http://see.stanford.edu/SEE/lecturelist.aspx?coll=63480b48-8819-4efd-8412-263f1a472f5a


授業のビデオだけではなく、なんと授業のtranscript、つまり授業中に先生がしゃべったことがテキストに書き起こされているのだ。
MITなどでも授業のビデオは公開されていたが、当然授業の内容を理解するには授業資料がある場合にせよ、何をしゃべっているかを自分で聞き取るほか無く、リスニング力が低い僕には結構ネックだった。


それが今回しゃべる内容がテキストになっているということで聞き取れなくてもテキストを見ればよいし、リスニングの勉強にもなる。

しかも公開されているのが僕の研究分野でもある自然言語処理(NLP)の授業ということで、とても感動した。


さらにこの授業の講師がChristopher Manning先生。Manning先生と言えば日本のNLP関係の研究室での輪講でも広く使われている、通称FSNLP(サイコロ本)の著者でもあり、以前NLP研究者のランキングを行ったときにも登場回数順で1位でもあったし、NLP界の大御所中の大御所である(と思う)。

Foundations of Statistical Natural Language Processing
CD Manning
MIT Press
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スタンフォードにいるのだから授業をするのは当たり前といえば当たり前かもしれないが、やはりすごい。


もう輪講のかわりにこの授業ビデオでもいい気がしてきた...


ちなみに機械学習(Machine Learning)の授業も同様に公開されている。
http://see.stanford.edu/see/lecturelist.aspx?coll=348ca38a-3a6d-4052-937d-cb017338d7b1


スタンフォード恐るべし。